後継者人材バンクとは・・・

後継者人材バンクとは、後継者のいない小規模事業者(個人事業主が多い)と起業を志す個人起業家をマッチングする事業です。

地域に必要な事業を存続させて、意欲ある起業家の創業も支援する取り組みです。

創業希望者が第三者承継するメリット・デメリット

メリット

  • 前経営者の経営資源(顧客や仕入先、店舗等)の経営資源を引き継ぐため、創業時のリスクを低く抑えることができます。
  • 地域における知名度や経営ノウハウ、代々育まれてきた知識など、目に見えない資産を引き継ぐことができます。
  • 初期投資を抑えて起業できる可能性があります。

デメリット

  • ゼロからの起業と比較すると、相対的に経営の自由度は低くなります。
  • 既存の店舗を引き継ぐような場合、立地や規模が制限されます。
  • 個人保証債務の引き継ぎが必要となる場合があります。
  • 思い描いた通りのマッチング先が簡単に直ぐに見つかるとは限りません。

後継者人材バンク活用方法

あらかじめ市町村、商工会・商工会議所等の創業支援機関が実施する「創業セミナー」等を受講します。

後継者バンクの面談申込み
創業支援機関の担当者の紹介により、
当該創業支援機関経由でセンターに面談を申し込みます。
センター相談員による面談
申込みを受け付けたセンターでは創業希望者と面談し、
創業に対する考え方や希望条件等をヒアリングします。
後継者バンクへの登録
創業希望者が必要な書類を提出した後に、後継者バンクに登録します。
マッチング先の探索
後継者不在の中小企業者等の譲り渡し先を探索し、創業希望者の希望に合致するかどうかを検討します。
引き合わせ
創業希望者と中小企業者等の双方が面談を望む場合、引き合わせを実施します。
条件交渉
引き合わせを行った結果、双方が事業引継ぎを希望する場合には、引継ぎの時期や金銭面での条件などの具体的な交渉を行います。
成約
交渉の結果、条件面で合意に達した場合には、引継ぎが実現することになります。

後継者人材バンク:スキーム図